こんにちは!

今回は、「触れ方」で身体が変わる、というテーマでお話します。

 

まずは、想像してみてください。

冬に、手を洗おうと思って蛇口を捻り、出てきた水に触れると、

「つめたーいっ!!!」

ってなったこと、ありますよね。

 

ここで質問です!

Q その瞬間、あなたの身体にはどんな変化が起きていますか?

少し考えてみてください。

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・

 

さまざまな回答があるかと思います。

私が周囲の人に聞いた中では、

「首をすくめる」「身体を丸める」「肩が上がる」「手を引っ込める」「肘をよせる」

「眉毛をよせる」という方もいました。

 

つまり何が言いたいか、

「冷たい水に触れる」という行為に「無意識に身体が反応した」のです。

これは分かりやすく「冷たい水」で考えましたが、水に関わらず、人、モノ、空間といったさまざまなモノで怒る現象です。

 

人は進化の過程で、刺激に対して、「どう反応すれば生き残れるか」ということを遺伝子レベルで刷り込まれ、生存競争を勝ち抜いてきました。

だから、さまざまな刺激に身体が反応するのは、正しくそれらが機能している証拠です。

ただ、現代において、それは必ずしもプラスに働かない要因になっています。

 

刺激に反応するということは、身体が「備える」ということです。

特に不快な刺激に対しては、身を固める、つまり筋肉を緊張状態にし、関節を固定します。

そこまでは自然な反応です。

この後が、現代の人が抱える大きな問題です。

 

それは何か?

現代の多くの人は、その状態から筋肉を弛めることが苦手!!

これに尽きます。

全く弛められないわけではないですよ?

関節は自由に動くし、筋肉もずっと緊張しているわけではありませんよね。

しかし、

完全に弛んだかと言われれば、恐らくほとんどの人ができていません。

つまり、忙しい現代の人には、以下のようなことが起こっています。

  1. 不快な刺激を受ける。
  2. 身体が無意識に筋肉を強張らせる
  3. その反応が消えないうちに(筋肉が緊張したまま)、次の刺激がやってくる。

この流れを繰り返すんです。そうすると、どうなるか?

筋肉はいつも緊張状態になり、血液やリンパの流れが悪くなります。

すると筋硬結(いわゆる”コリ”)ができ、姿勢が悪くなったり、骨格に歪みが生じたり、疲労感が抜けなくなったりと、望ましくない身体になるわけです。

 

さて、ここで今回のテーマである「触れ方」がようやく出てきます。

お待たせしました。

先ほどの悪循環は、基本的に「不快な刺激」によって引き起こされるものです。

基本的に人間の悩みの根本は、この不快な刺激です。

さて、不快な刺激が人の身体を強張らせるものであるなら、逆の刺激ではどうでしょうか?

つまり、「心地よい刺激」です。

 

これもイメージしていただくと分かりやすいですね。

「温泉につかった時」「フカフカの布団に包まれたとき」「森の中の心地よい空気を感じたとき」などなど…。

イメージすると、身体はどうなっていますか?

いずれも、「緊張」という言葉から大きく離れ、むしろ「リラックス」とか、「心地よい」とか、そんな風に感じませんか?

そう、「心地よい刺激」は、「無意識に身体を弛める」んです!

そして大事なことは、

「人間は、その刺激を意図して作り出せる!」ということです!

 

どう触れるのか、たったそれだけの違いで、「不快な刺激」にもなるし、「心地よい刺激」にもなるんです。

ここを疎かにしてしまうと、どんなに相手を良くしようと思っても、改善しません。

刺激を受け入れる態勢が、整わないまま施術が始まってしまうのです。

それは、整体に限った話ではありません。

子供への触れ方、動物への触れ方、自分への触れ方、なんにしても同じことです。

 

「触れる」という行為の力は、それだけ大きいものなんです!!

 

さて、ではどうすれば「心地よい刺激」を与えるような触れ方ができるのでしょうか。

これは私の「セルフケア講座」の中でも教えていることなのですが、

今回は特別にその一部を公開しますね!

誰しも、最高の触れ方をしている瞬間があります。

それは、「赤ちゃんへの触れ方」です。

赤ちゃんに触れるとき、乱雑に触れる人はいないですよね。

ほとんどの人は、赤ちゃんに安心感を与え、かつ落としたりしないよう丁寧に、大事に触れるでしょう。

その触れ方は、非常に「心地よい刺激」なんです!

多くの人が、赤ちゃんにはできるのに、それ以外にはなかなかできていません。

それは自分自身に対しても同じです。

是非、赤ちゃんへの触れ方を思い出して、「触れる」という行為をしてみてくださいね!

 

良かったら、この「触れる」の力を体験しに来ませんか?予約フォームから、ご予約をお待ちしています。

また、この「触れ方」なども含めて「セルフケア講座」ではさまざまなことを教えているので、興味があればお気軽にご連絡ください!

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