運動するとき、身体を柔らかくしたいとき、何気なくストレッチをしていませんか?
ストレッチは怪我を予防、身体の柔軟性の向上、関節可動域の拡大、血流改善など、さまざまな効果があります。
しかし、間違ったタイミングで行った場合、効果が薄れてしまうどころか、怪我に繋がる恐れもあります。
今回は、ストレッチの効果を最大限高めるために、ストレッチを行う最適なタイミングをご紹介します。
本記事の内容は以下の通りです。
運動前のストレッチについて
運動やトレーニングをする前、ストレッチをする方は多いです。
「しっかり準備運動しないと怪我するぞ!」
なんて言われたことありませんか?
確かに、トレーニング前のストレッチをすることで得られる効果もあります。
しかし、いきなりストレッチをするのは、身体に大きな負担をかけます!
少し疑問が浮かびませんか?
その疑問はもっともです。
リスクを低下するためにしているストレッチが、どうして体の負担になるのか。
それを解説していきます。
いきなりストレッチをするリスク
そもそも、ストレッチと聞いて、どんな運動をイメージしますか?
多くの方は、
筋肉をゆっくり伸ばし、その姿勢を短時間キープするもの。
というようなイメージをもたれているかもしれません。
間違いではありません。
それは、「静的ストレッチ」と呼ばれるものです。
一般的に、ストレッチというと静的ストレッチをイメージされる方が多く、実際に静的ストレッチをしています。
ただし、このストレッチは身体が温まっていない状態で行うと、筋肉に負担をかけてしまいます。
運動前は身体も温まっておらず、筋肉も弛みづらい状態です。
その状態で無理に伸ばそうとすれば、筋肉には負担を強いることになります。
そうなると、むしろ筋肉を傷めてしまう可能性すらあるのです!
筋肉が強ばりやすい冬場などは、リスクも上がり、より危険です。
ストレッチのリスクを回避するために
ではどうしたら効果的なストレッチを行えるのでしょうか。
まずは、ストレッチ前に身体を温めることが大事です。
具体的には、ウォーキングや軽いランニングなど、あまり負担の少ないものにしましょう。
時間も、5分程度で大丈夫です。
筋肉を温めるための運動なので、無理のない運動を心がけましょう!
この運動を行ってからストレッチをすると、ストレッチの効果を最大限に発揮することができます。
また、静的ストレッチは運動後に非常に適したストレッチです。
トレーニングで収縮した筋肉をほぐす働きが期待できるので、運動前だけでなく、運動後も行いましょう。
そうすることで、筋肉痛の緩和にも繋がります。
柔軟性を高めるストレッチについて
柔軟性を高めるストレッチは、運動前のストレッチとは目的が異なります。
こちらは身体の可動域を広げることを目的としているため、静的ストレッチは非常に有効です。
ただし、前述した通りいきなりストレッチを始めるのは危険です。
しっかりと筋肉を温めましょう。
タイミングとしては、入浴後がオススメです。
筋肉が温まり、ストレッチに適した状態になっているからです。
また、運動後のストレッチも効果的です。
これは、クールダウンや筋肉痛の緩和も期待できるので、オススメです。
また、高温多湿の環境でヨガを行う、ホットヨガも柔軟性向上が期待できます。
いずれにしても、柔軟性を増し、可動域を拡大することは短期間で成せることではありません。
適切なタイミングと、日々の継続が何より重要です。
まとめ
いかがでしたか?
意外と知らないストレッチのタイミングですが、ちょっとしたことで効果は大きく変わります。
正しく行えば、ストレッチはさまざまな効果を身体にもたらしてくれます。
是非、より効果的なストレッチを行ってくださいね!
この記事が考えの一助となれば幸いです。
ストレッチって、柔らかくして身体の負担を減らすためにやるんじゃないの・・・?。